00年代を振り返る前にもうひとぼんやり。


 しかしすっかり、ここ2,3年、音楽について話すこともなくなっちゃったなー、と思うのです。それは、大学で一応音楽ぽいサークルに所属してたり、インターネットでダラダラ音楽のニュース拾ってきたり、そういう頃と比べたら音楽について話すことがないのは、当たり前なんだけどさ。
 もっと日常レベルで、ミスチルがどうとか、ゆずがどうとか、B'zがどうとか。そういう話は本当にてんでしなくなっちゃったな。て。別に音楽市場は劣化してないと思うんだぜ。好きだぜ。今年出たゆずのいちご。

 別に音楽を聴くのは義務ではない。
 そもそもなんで音楽が日常会話から消えたかといえば、無駄に小難しくなっちゃったから、だと思うのよね。
 00年代において「みんなが」音楽を聴く状況潰したのは「J-POPwwwワロスwww」って、J-POPに音楽として根本的に何が足りないのかわからずに、ラップやら青春パンクやら、目新しいモノを無駄に極端に取り入れて、変に敷居を高くしちゃった、「僕らの」罪な気がしないでもない。
 みんな音楽を聴かなくなったのを、CCCDとか、音楽市場の劣化とかのせいに何かとするけど、その流れが、良くも悪くも音楽と「みんな」の関係を変えちゃったと思うのよね。


 そんな状況なので、なんか変に罪悪感を感じちゃって同世代にあんまり偉そうに「音楽聴こうよ!」て気軽に言えないのは実情なんだけど。でも、それにしても、そっと「これはいいものだよ」て誰かに音楽を勧めらる、そんなシチュエーションが減っちゃったのは、やっぱり寂しいのよな。


 勧められないのは、あたい個人の勇気の問題?
 まあ、そんな気もするけどね。